2016年2月9日に nginx 1.9.11 がリリースされました。 dynamic modules の追加と resolver にてTCPがサポートされた他、機能追加とバグフィックスが行われています。本記事ではリリース概要についてご案内しています。
2016年2月9日に nginx 1.9.11 がリリースされました。
2つの機能追加と、HTTP/2 に関連するバグフィックスが2件含まれています。
以下に、参考訳を記載しますので、該当機能をご利用されたいかたおよび、バグフィックスに該当される方はアップデートをご検討ください。
目次 [hide] |
nginx 1.9.11
- 機能追加:resolver にてTCPをサポートしました。
- 機能追加:dynamic modules
- Bugfix:HTTP/2を使用時にリクエストハンドルサイズを $request_length 変数に挿入できませんでした。
- Bugfix:ngx_http_v2_module の修正を行いました。
新たに追加された dynamic modules
これまで 3rd パーティ製を含むモジュール追加の場合は、ソースコードと一緒にコンパイルを行い、バイナリに組み入れる必要がありました。
Dynamic Modules機能により (現時点では、まだソースコードと一緒にコンパイルを行う必要はありますが) ロードされたモジュールの Shared Object を作成し、設定ファイルから有効/無効を設定できるようになります。
出典:Introducing Dynamic Modules in NGINX 1.9.11
https://www.nginx.com/blog/dynamic-modules-nginx-1-9-11/
nginx 1.9.11 のリリース原文
Changes with nginx 1.9.11 09 Feb 2016 *) Feature: TCP support in resolver. *) Feature: dynamic modules. *) Bugfix: the $request_length variable did not include size of request headers when using HTTP/2. *) Bugfix: in the ngx_http_v2_module. |