4月28日にMainline となる Nginx 1.9.0 がリリースされました。 本記事ではリリースの概要をご案内します。
4月28日に Mainline となる Nginx 1.9.0 がリリースされました。4月21日にリリースされた Stableline (安定版)の Nginx 1.8.0 と共に今後はこの2バージョンを中心に開発が進んでいきます。
Nginx 1.9.0 の主なトピックスとしては、TCP Proxy および load balancing に対応するngx_stream_core モジュールが追加されました。コンパイルして導入する場合にはコンパイル時のパラメーターオプションに--with-stream
が必要です。
Nginx が提供する CHANGES の参考訳を以下にご案内します。
Nginx 1.9.0 CHANGES
- 廃止された aio および rtsig イベントメソッドを削除
- ”upstream” ブロックに “zone” ディレクティブを追加
- ”stream” モジュールの追加
- ngx_http_memcached_module が byte ranges をサポート
- アドレス空間レイアウトがランダム化したWindows バージョンで shared memory が使用できます。
- “error_log” ディレクティブはメールプロキシのメールおよびサーバーレベルで使用できます。
- Bugfix: はじめの “listen” ディレクティブにて listen socket が指定されていない場合は “proxy_protocol” が正しく動作しない Bug を修正しました。
上記はNginx.orgが提供するCHANGE情報を訳した内容となります。正式な内容はこちらを参照ください。
